ファイル名を一括変更するソフトおすすめ8選:Windows・Mac対応(2026)
ファイル名を一括変更できるソフトを、WindowsとMac向けに比較します。無料の一括リネームツールから有料ツール、届いたファイルに自動で名前を付けるツールまで、8つの価格と機能、向いている人をわかりやすく整理しました。
ファイル名の一括変更ソフトは、リネームするのが1回だけなのか、毎日なのかで、選ぶものが変わります。大量のファイルをまとめて直すなら、WindowsはBulk Rename Utility、MacはA Better Finder Renameが最も強力です。フォルダに届き続けるファイルには、自動リネームツールが向いています。File ArborはWindowsとMacの両方で、HazelはMacで、File JugglerはWindowsで使えます。
このガイドでは、ファイルのリネームで本当に重要な点、つまり新しい名前の出どころ、プレビューできるか、自動で動くか、費用はいくらかで、8つのツールを比べます。
一括リネームツールと自動リネームツール:どちらが必要ですか?
「一括リネームソフト」を並べた記事の多くは、性質の違う2種類のツールを混ぜています。種類を間違えて選ぶのが、いちばんよくある失敗です。
一括リネームツール は、選んだファイルに対して働きます。写真500枚を追加し、パターンを決め、プレビューを確かめて、リネームを実行します。たまった分の整理に向いています。古い写真のアーカイブ、ダウンロードした動画のフォルダ、取引先から届いた雑然としたデータなどです。作業が終われば、次に開くまでツールは動きません。
自動リネームツール は、フォルダに対して働きます。「Scansに届いたPDFには、名前の先頭に日付を付ける」というルールを一度書けば、何も開かなくても、新しいファイルはすべてリネームされます。スキャン、カメラからの取り込み、請求書、スクリーンショット、書き出したデータなど、ファイルが届き続ける場面に向いています。
リネームが月に1回を超えるなら、後者のほうが時間の節約になります。直したい山が1つだけなら、前者のほうが速く、無料のことも多いです。
優れたファイルリネームソフトの条件
各ツールを、次の6つの観点で評価しました。
- 名前の出どころ。 新しい名前に、ファイルの日付、写真の撮影日、元の名前の一部、文書の中のテキストを使えるか。
- プレビュー。 何かが変わる前に、新しい名前をすべて確認できるか。
- 元に戻す。 間違えたあとで、元の名前に戻せるか。
- 自動化。 新しいファイルを自動でリネームするか、それとも実行したときだけか。
- プラットフォーム。 Windows、Mac、またはその両方か。同じルールがどちらでも使えるか。
- 価格とライセンス。 個人利用は無料か、買い切りか、サブスクリプションか。業務利用では何が変わるか。
2026年のファイルリネームソフトおすすめ8選
1. File Arbor:WindowsとMacで使える最良の自動リネームツール
File Arborは、WindowsとmacOSで使えるルール型のファイル整理アプリで、バージョン1.3からは、ファイルの移動だけでなくリネームもできます。ルールでファイルを選び出し(無料プランでは拡張子、Proでは名前、サイズ、日付、内容)、新しい名前を部品から組み立てます。
- File date と Time。書き方は自分で選べます:
2026-07-05、20260705、05.07.2026 - Photo capture date。写真のEXIFデータから読み取ります
- Original name。元の名前、またはその一部
- 自分で入力する Fixed text。
invoiceや取引先の名前などです
ルールは、ファイルをその場でリネームすることも、移動しながらリネームすることもできます。7月5日に取り込んだ IMG_0421.jpg は、1回の処理で Photos/2026/2026-07-05_IMG_0421.jpg になります。
Pro では、名前を文書の中から取り出せます。 ルールが日付、金額、請求書番号のようなテキストを読み取り、名前とフォルダに使います。Invoice date: 05/07/2026 と書かれたPDFは、Invoices/2026 の中の 2026_07_05 invoice.pdf になります。1.3.1からは、1つの値を最大6つのレイアウトから見つけられるので、テンプレートを変えた取引先や、日付を別のラベルで印字する2社も、ルールは2つではなく1つで済みます。スキャンしたPDFや書類の写真は、パソコン上のOCRで読み取ります。手順は、PDFを中身でリネームする方法で詳しく解説しています。
放っておいても安全な理由は、次のとおりです。
- 新しい名前はすべてプレビューに表示されます。 実行の前に、ファイルの横で確認できます。
- リネームは一度だけです。 リネーム済みのファイルが届いても、Auto モードが日付をもう一度付けることはありません。
- 何も上書きされません。 名前がすでに使われていれば、
invoice (1).pdfのようになります。 - Undo と History。 実行は取り消せます。1件のリネームも、あとから元に戻せます。
- 推測しません。 値を読み取れないファイルは、そのままにするか、確認用のフォルダへ移します。理由は History に残ります。
弱点: File Arborは、1回限りの一括リネームツールではありません。名前の中の検索と置換や、連番の機能はありません。無料プランのリネームは、最初の12時間を過ぎると1日20ファイルまでなので、5,000ファイルのたまった山は、一括リネームツールの仕事です。OCRが読むのはスキャンの最初と最後のページで、日本語と韓国語のスキャンには対応していません。
価格: 時間制限のない無料プラン(1フォルダ、2ルール、リネームと移動を含む)があります。Pro は $24.99 買い切り で、Auto モード、文書からの値の読み取り、スキャン、無制限のルールが加わります。料金をご覧ください。
評価: 新しいファイルが届いた瞬間に、正しい名前を付けたい人に向く選択肢です。Windows、Mac、またはその両方で使えます。
2. Bulk Rename Utility:Windows向け、最も高機能な無料の一括リネームツール
Bulk Rename Utilityは、Windowsのリネームツールの十徳ナイフです。1つのウィンドウに、置換、削除、追加、大文字小文字、連番、日付の自動挿入、EXIFデータ、正規表現など、番号の付いた十数個のパネルが並び、確定する前に、新しい名前が列にリアルタイムで表示されます。非常に大きな一括処理も速く、直前のリネームを取り消す機能もあります。
画面は情報が詰まっています。すべての選択肢が一度に見えるので、慣れれば強力ですが、初めて使うと戸惑います。リネームできるのは、読み込んだファイルだけです。フォルダの監視はありません。
価格: 個人利用は無料です。商用ライセンスの価格は $92.95(1台あたり) で、台数が多いと割安になります。
向いている人: 大量のファイルがたまっていて、パネルの使い方を覚える根気があるWindowsユーザー。
3. Advanced Renamer:スクリプトを使える最良の一括リネームツール
Advanced Renamerは、新しい名前、置換、追加、番号の振り直し、切り詰め、タイムスタンプといった「メソッド」を積み重ねてリネームを組み立てます。それ以外の用途には、JavaScriptのメソッドもあります。メソッドの一覧は、Bulk Rename Utilityのパネルより追いやすく、組んだ一括処理は保存して再利用できます。EXIF、ID3、動画のメタデータを読め、スクリプトを使えばPDFからテキストも読めます。
Windowsで動き、4.xシリーズではmacOS 11以降でも動きます。ほかの一括リネームツールと同じく、リネームされるのは実行したときで、ファイルが届いたときではありません。
価格: 個人利用は無料です。商用利用には、買い切りの有料ライセンスが必要です。現在の価格は、開発元のページで確かめてください。
向いている人: Bulk Rename Utilityの能力を、すっきりした作業の流れで使いたい人や、変わったルールのためにスクリプトが必要な人。
4. PowerRename:Windowsに組み込まれた最良の無料リネームツール
PowerRenameは、Microsoft PowerToysに入っています。エクスプローラーでファイルを選んで右クリックし、検索と置換、正規表現、ファイルの日付の変数でリネームします。何かが変わる前に、プレビューのペインで確かめられます。直前のリネームは、エクスプローラーの元に戻す操作で取り消せます。最近のPowerToysには、画像のメタデータも加わりました。
別のリネームツールを入れなくても、Windowsで数百件の名前を直すには、これがいちばん手早い方法です。保存できるルールも、自動化もありません。
価格: 無料のオープンソースです。
向いている人: Windowsでの、手早い検索と置換の作業。
5. A Better Finder Rename:Mac向けの最良の一括リネームツール
A Better Finder Renameは、長く使われているMac向けの一括リネームツールです。テキストの置換、連番、大文字小文字の変更、日付(写真のEXIFデータにある撮影日を含む)に対応し、リアルタイムでプレビューできます。プリセットでリネームを保存でき、ドロップレットを使えば、アイコンにファイルをドロップして適用できます。
完成度が高く、よく保守されています。リネームするのは渡されたファイルで、フォルダの監視はしません。
価格: $29.95。無料の試用版があります。
向いている人: 大量のファイルを定期的に手作業でリネームする、写真家やMacユーザー。
6. NameChanger:Mac向けのシンプルな無料リネームツール
NameChangerは、よくある作業をきちんとこなします。テキストの置換、接頭辞や接尾辞の追加、連番や日付の挿入、正規表現の利用ができ、新しい名前はすべてリアルタイムでプレビューされます。小さく、すぐに使い方を覚えられます。
価格: 無料。
向いている人: A Better Finder Renameでは大げさすぎる、Macでのたまのリネーム。
7. Hazel:Macのパワーユーザー向けの自動リネーム
Hazelは、macOSのフォルダ自動化ツールの草分けです。ルールでは、日付、元の名前、任意のテキスト、そしてファイルの内容の中で一致した日付やテキストから組んだパターンで、ファイルをリネームできます。Hazel 6は、OCRをかけていないスキャンを、照合の際にその場で読み取ります。バックグラウンドで動き、リネームに加えて、移動、タグ付け、スクリプトの実行も組み合わせられます。
Macのみで、macOS 13以降が必要です。無料プランはありません。
価格: $42 の買い切り(ファミリーパックは $65)。14日間の試用版があります。
向いている人: 自動化を求める、Mac専用でWindows版は要らない人。違いを詳しく知りたい方は、File ArborとHazelの比較をご覧ください。
8. File Juggler:Windows向けの自動リネーム
File Jugglerは、Windowsでフォルダを監視し、リネームと移動を一度に行うルールを適用します。強みは内容です。PDF、Word、テキストファイルを読み取り、文書の中にある日付やテキストを、新しい名前に入れられます。OCRは内蔵していないので、スキャンしたPDFには、先にテキストレイヤーが必要です。
Windows専用で、フォルダはすぐには反応せず、スケジュールで確認します。無料プランはありません。
価格: $50 の買い切り。30日間の試用版があります。
向いている人: 文書の内容でリネームし、Mac版は要らないWindowsユーザー。Mac版が必要になりそうなら、File Jugglerの代替ツールをご覧ください。
別のアプローチ:AIリネームツール
Renamer.aiのようなツールは、ファイルの内容を言語モデルに送り、内容を表す名前を提案させます。中身が分からない雑然としたフォルダには向いています。代わりに、月額のサブスクリプションがかかり、名前の予測もしにくくなります。同じ種類のファイルが、2通りの名前になることがあります。ルール型のリネームツールは、同じ種類のファイルには、いつも同じ名前を付けます。違いは、AIとルール型のファイル整理ツールの比較で扱っています。
ファイルリネームソフトの比較表
| 機能 | File Arbor | Bulk Rename Utility | Advanced Renamer | PowerRename | A Better Finder Rename | NameChanger | Hazel | File Juggler |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| プラットフォーム | WindowsとMac | Windows | WindowsとMac | Windows | Mac | Mac | Mac | Windows |
| 価格 | 無料プランあり。Proは $24.99 買い切り | 個人利用は無料。商用は $92.95 | 個人利用は無料。商用は有料 | 無料 | $29.95 | 無料 | $42 | $50 |
| 無料で使える | 使える(1日20ファイル) | 使える(個人利用) | 使える(個人利用) | 使える | 試用のみ | 使える | 試用のみ | 試用のみ |
| 新しいファイルを自動でリネーム | あり(Auto モード、Pro) | なし | なし | なし | なし | なし | あり | あり(スケジュール実行) |
| 文書の中のテキスト | あり(Pro) | なし | スクリプト経由 | なし | なし | なし | あり | あり |
| スキャンを読む(OCR) | あり(Pro) | なし | なし | なし | なし | なし | あり | なし |
このツールをどう比較したか
各ツールのドキュメントと現在の料金ページを2026年10月に読み、リネーム作業を左右する機能、つまり名前の出どころ、プレビュー、元に戻す操作、自動化、プラットフォーム、ライセンスを比べました。File Arborは私たち自身の製品です。弱点も書いていますし、一括リネームツールのほうが向く場面では、そう書いています。
どのファイルリネームソフトを選ぶべきですか?
「大きなフォルダを1つ直したい。Windowsです。」 最大限の制御が欲しいなら Bulk Rename Utility を、検索と置換で足りるなら PowerRename を使います。
「大きなフォルダを1つ直したい。Macです。」 A Better Finder Rename を使います。無料がいいなら NameChanger です。
「新しいファイルが届き続けるので、いつも同じ付け方で名前を付けたい。」 File Arbor を使います。ルールを一度書き、プレビューを確かめて、フォルダを Auto に切り替えます。
「請求書やスキャンに印字された日付でリネームしたい。」 WindowsでもMacでも File Arbor Pro を、Mac専用なら Hazel を使います。PDFにすでにテキストレイヤーがあるなら、File Jugglerでも大丈夫です。
「職場はWindows、自宅はMacです。」 File Arbor を使います。ここで紹介した自動リネームツールの中で、両方で動くのはこれだけです。
「フォルダの中に何があるか、まったく分からない。」 まず AIリネームツール をコピーで試し、パターンが分かったらルールに移ります。
長持ちする名前の付け方
どのツールを選んでも、yyyy-mm-dd の形の日付で始まる名前は、どのOSのファイルマネージャーでも正しく並びます。ファイルが何かを示す言葉を1〜2語添えてください。2026-07-05 Acme invoice.pdf は scan0042.pdf よりずっと役に立ちます。: や ? のように、Windowsで使えない文字は避けます。ルールの全体は、ファイル名の付け方のガイドにあります。
FAQ
最適なファイルリネームソフトは何ですか?
用途によって変わります。数千ファイルを1回でまとめて直すなら、Bulk Rename Utility(Windows)とA Better Finder Rename(Mac)が最も強力な一括リネームツールです。届き続けるファイルには、自動リネームツールが向いています。File ArborはWindowsとMacで、HazelはMacのみ、File JugglerはWindowsのみで動きます。
無料のファイルリネームソフトはありますか?
はい。Bulk Rename UtilityとAdvanced Renamerは個人利用なら無料で、PowerRenameはMicrosoft PowerToysに無料で付いてきます。NameChangerもMacで無料です。File Arborの無料プランも、ファイルの日付、元の名前、固定テキストから自動でリネームできます。最初の12時間を過ぎると、1日20ファイルまでです。
フォルダにファイルが追加されたとき、ソフトで自動的にリネームできますか?
はい。自動リネームツールはフォルダを監視し、新しいファイルをそれぞれルールに従ってリネームします。File ArborはWindowsとMacで Auto モード(Pro)として、HazelはMacで、File JugglerはWindowsでスケジュールに従ってフォルダを確認する形で、これを行います。Bulk Rename Utilityのような一括リネームツールは、実行したときだけリネームします。
PDFの中のテキストを読めるファイルリネームツールはどれですか?
File Arbor Pro、Hazel、File Jugglerは、PDFの中から読み取った日付やテキストでファイルをリネームできます。File ArborとHazel 6は、スキャンした書類もパソコン上のOCRで読み取れます。File Jugglerには、テキストレイヤーのあるPDFが必要です。Advanced Renamerは、スクリプトのメソッドでPDFのテキストを読めます。
File Arborはサブスクリプションですか?
いいえ。File Arborには時間制限のない無料プランがあり、Proは $24.99 の買い切りで、アップデートは永久に含まれます。Proでは、Auto モード、文書から読み取る値、スキャンした書類、無制限のルールとフォルダが加わり、1日20ファイルの上限もなくなります。
まとめ
1回分のたまった山には、一括リネームツールが適していて、最良のものは個人利用なら無料です。スキャン、請求書、カメラから取り込んだ写真のように、届き続けるファイルには、自動リネームツールが最初の1週間で元が取れます。手作業でリネームしなくなるからです。
File Arborをダウンロードして、無料プランで1つのルールから始めてください。Scansフォルダのすべてのスキャンに、ファイルの日付を先頭に付けるルールです。新しいファイルをバックグラウンドでリネームしたいとき、または文書そのものから名前を取りたいときは、Proが $24.99 の買い切りです。